春季カタル:子どもの重症アレルギー性結膜炎
【春季(しゅんき)カタル:子どもの重症アレルギー性結膜炎】
春季カタルとは、子どもに起こる重症のアレルギー性結膜炎です
【症状】
かゆみが非常に強い
まぶたの裏の結膜(眼瞼結膜(がんけんけつまく))に大きなイボのような「乳頭」が多数できる
角膜潰瘍(かくまくかいよう)
…乳頭がまばたきのたびに、角膜(黒目)をこすりつけ、角膜にキズをつける
シールド潰瘍(=目が痛くて開けていられない)
…角膜にできた大きい難治性のキズ
名前に「春季」とつきますが、実際にはいつの季節でも起こります
【治療】
通常のアレルギー性結膜炎の治療に加えて、眼瞼結膜にステロイドという薬を注射することがあります
※ステロイドには緑内障などの副作用があるので、注射後は定期的な通院が必要です※
※この治療は当院で実施しています※
治療方法については個人差がありますので、詳しくは担当医にお尋ねください
参考文献
「眼科インフォームド・コンセント ダウンロードして渡せる説明シート」2018
監修 下村嘉一 編著 國吉一樹
2020/12/15