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逆まつ毛【=下眼瞼内反症】(まつ毛が目に当たりチクチクする)

逆まつ毛(=下眼瞼内反症(かがんけんないはんしょう)

 

 

「逆まつ毛」は、下まつ毛が黒目(角膜)に当たってしまっている状態です

 

(症状)

 チクチクする

 コロコロする

 まぶしい

 なみだが出る

 充血

 など

 

【逆まつ毛】は大きく分けると

 

子どもに見られる先天性(生まれつき)の睫毛内反症(しょうもうないはんしょう)※睫毛=まつ毛

高齢者に多い眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)

に分けられます

 

①子どもの睫毛内反症(逆まつ毛)

まつ毛(睫毛)が上向きに生えて眼球に接触している状態

アジア系の子どもに多い

成長に伴い改善するケースもあるが、改善しない場合には手術をすることもある

一般的には、局所麻酔での手術が可能な10歳代で手術が行われることが多い

ただし、まつ毛が黒目(角膜)に当たりキズをつけて視力低下を起こしている場合や、痛みやまぶしいなどの症状で日常生活に支障がある場合は、低年齢で手術をすることもある

低年齢での手術は全身麻酔

※この手術は当院では実施しておらず別医療機関への紹介となります※

 

②高齢者の下眼瞼内反症(逆まつ毛)

加齢により下まぶた(下眼瞼)がゆるんで、まぶたのふちが眼球側へ倒れこんでいる状態

目がコロコロ、チクチクして、程度が強いと黒目(角膜)にキズがつくことがある

初めは黒目に触れているまつ毛を眼科で時々抜いてもらい経過をみる

それでも、改善しなくなったら手術を考える

※当院での手術が適応か診察してみての判断となります※

※場合によっては別医療機関への紹介となります※

 

(③瘢痕(はんこん)による下眼瞼内反症)

やけどやケガによって生じた瘢痕性の下眼瞼内反症(=逆まつ毛)は、上記①、②とは違う手術方法となる

※この手術は当院では実施しておらず別医療機関への紹介となります※

 

 

⇒①~③の逆まつ毛治療に対しての手術方法は、担当医にご相談ください

また、まぶたの手術のリスク、合併症や術後ケアに関して詳しくは

「まぶたの手術を考えている方へ」をご参照ください

 

 

高齢者に多い「逆まつ毛」は、加齢による変化で病気ではありません

ただ、不快な症状が気になる場合は、眼科にご相談ください

また、お子さんの生まれつきの「逆まつ毛」は、視力低下を引き起こす可能性もあるので、

眼科を受診する、定期検診を受ける、を心がけてくださいね

 

 

参考文献

【眼科インフォームド・コンセント ダウンロードして渡せる説明シート】2018

 金芳堂 (監修)下村嘉一 (編集)國吉一樹 

 

2020/11/3

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