急に発症した場合注意!【ものが2重に見える】
[2020.10.13]
皆様こんにちは
金沢文庫アイクリニック 稲澤です
目の病気の中には、急に発症した場合は、眼科ではなく、先に脳外科を受診した方がいい場合があります
それは、
◎目の動きが急に悪くなる
◎(いままでなかったのに)斜視になる
◎(いままではなかったのに)急にものが2重にみえるようになった
上記の症状が急にでた場合は、脳外科で、脳や脳の血管に異常がないかどうかを確認してもらった方がいいようです
なぜ、脳外科が関係してくるのかというと
人は、目でものを見ているのではなく、脳でものを見ているからです
目の【網膜】にうつった映像は、網膜の視細胞で電気信号に変換され、視神経、視交叉、視索、外側膝状体、視放線を経て、大脳の後頭葉に達します
その後、さらに大脳の各部分に信号は伝達されて情報処理を行い、映像として認識されます
つまり、眼球以外でも、電気信号の通り道(視神経~視放線)、大脳などに、病変がある場合にも、
正しく見ることができなくなります
そのため、眼科以外にも、脳外科受診が必要になることがあるのです
参考文献
【眼科インフォームド・コンセント ダウンロードして渡せる説明シート】2018
金芳堂 (監修)下村嘉一 (編集)國吉一樹