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コンタクトの視力検査と普通の視力検査何が違うの?

[2024.05.01]

お問合せをいただくことが時々ありますが、当院では、通常のコンタクトレンズの処方はしていません。(令和6年4月現在)

ただ、コンタクトレンズを使用したことによる目のトラブルについては診察いたしますので、目に何か心配なこと、お困りのことがありましたらご来院ください。

さて、「コンタクトの視力検査と普通の視力検査何が違うの?」ですが、

通常の眼科の視力検査では、矯正して1.0~1.2まで矯正視力が出るかを視力検査で確認しています。

コンタクトレンズの視力検査では、その方のライフスタイルに合わせてコンタクトレンズの度数(見え方)を決めるため、必ずしも1.2見える処方になるわけではありません。

そこが大きな違いであり、眼科の視力検査で出た矯正の度数をそのままコンタクトレンズの度数として処方できるわけではありません。(※同じように、メガネの処方せん発行も、その方その方の希望する見え方に度数を合わせていくため、視力検査の度数がそのままメガネの度数とはなりません。)

コンタクトレンズの視力検査(・処方)と通常の視力検査の違いは、何点かあります。

1. 通常の視力検査では、眼鏡(検査用の眼鏡)をかけたまま検査が行われますが、コンタクトレンズの場合はコンタクトレンズを装着した状態で検査が行われます。

2. コンタクトレンズを使用する場合、レンズが角膜上に直接置かれるため、視力の測定における角膜の形状(目のカーブ)やレンズの適合性が重要になります。(※通常の視力検査での矯正値(近視の度数など)と実際のコンタクトレンズの度数が変わることもあります。検査用眼鏡とコンタクトレンズでは、目からの距離が変わるため度数が変わることがあります。)

3. コンタクトレンズの視力検査・処方では、レンズの適合性が確認されます。これには、レンズが眼に正しくフィットしており、希望する視力が得られるのかが含まれます。(※目のカーブに合っていないコンタクトレンズは処方できません。)

4.  コンタクトレンズ処方では、眼の健康状態がレンズの装着に適しているかどうかも診察します。

以上のことから、コンタクトレンズの処方では、眼とレンズの適合性をより詳細に確認するため、検査用トライアルレンズの装着が必要となります。眼科で視力検査をしただけでは、コンタクトレンズ処方ができないのはこのためです。

 

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