はやり目と診断された時の注意点
まず、「はやり目」とは、めやにや涙が出たり、白目が充血して赤くなったりする結膜炎で、ウィルスによっておこる結膜炎です。ウィルス性結膜炎の中でも、「流行性角結膜炎(りゅうこうせいかくけつまくえん)」「咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)」「急性出血性結膜炎」の3つは、感染力が強く、人から人にうつりやすいので「はやり目」と呼ばれます。まぶたがはれることもあります。(『日本眼科医会ホームページ』より)
「はやり目」と診断されたとき、以下のことに注意してください。
【適切な手洗い】
はやり目は感染性が高い疾患であるため、適切な手洗いが非常に重要です。
ウィルスは、目をこすったりふいたりした手やハンカチなどから他の人にうつる可能性があります。(=接触感染)
※めやにや涙を拭きたいときは、ハンカチやタオルではなく、ティッシュペーパーなどの使い捨てのものでふき、すぐ捨てるようにしてください。
※感染者が自分の目を触った手で何かを触り、違う人がそれを触り、無意識に自分の目や口を触る…といった経路で感染してしまうことがあります。感染者は目のまわりを触らないようにする・触ったらしっかりと手を洗うのが大切です。
【感染の拡大を防ぐ】
はやり目は感染性が高いため、他の人に感染させないように注意する必要があります。
感染拡大を防ぐために
①手洗い
②共有物品の使用を避ける(※タオルなど顔に触れるものは、家族とは別のものを使う・お風呂は最後に入る等)
③人との接触を最小限にする(※医師からウィルス性結膜炎と診断されたら、保育園、幼稚園、学校などの出席は医師の指示に従ってください)
などの予防策が重要です。
【医師の指示に従う】
医師からの指示に従い、定期的なフォローアップや治療を行うことが重要です。
症状の改善が見られない場合や新しい症状が現れた場合は、医師に相談しましょう。