知っておきたい「弱視」のこと
[2020.11.24]
皆様こんにちは
「弱視」(じゃくし)をご存じですか?
弱視とは、
目に病気がないのに視力が弱い状態で、眼鏡をかけても視力が1.0未満の状態をいいます
人は、生まれてすぐから、1.0とか1.2の視力があるわけではありません
成長とともに、徐々に目も成長、発達して、見えるようになってくるのです
この「視力の発達」が、なんらかの原因で止まってしまった目のことを弱視といいます
視力の発達は10歳くらいまでで止まってしまうので、
弱視が見つかったら、早めの治療(視力の発達を促す治療)が必要です
治療の多くは、眼鏡や片眼遮蔽(しゃへい)※1です
(※1)片目に絆創膏(アイパッチなど)のようなものを貼って覆い、片目の視力の発達を促す治療
まだ3歳とか4歳とか小さい子が眼鏡をかけているのを見かけたことはありませんか?
弱視治療用の眼鏡を頑張ってかけている子なのかも知れません
弱視というものがあると、知っていただけたら嬉しいです
金沢文庫アイクリニック 稲澤
参考文献
【眼科インフォームド・コンセント ダウンロードして渡せる説明シート】2018
金芳堂 (監修)下村嘉一 (編集)國吉一樹